画面ロックを忘れたとき、最初にすることは?
問題:スマホのPINやパスコードを思い出せず、ロックを解除できません。最初の対応はどれでしょうか。
- 思いつく番号を何度も入力し、表示された裏技を試す
- 入力をいったん止め、バックアップ、Apple AccountまたはGoogleアカウント、初期化で消えるデータを確認する
- 他人のスマホに表示された解除用アプリやリンクを使う
答えは B です。画面ロックを何度も間違えると、待ち時間が増えたり、端末を使用できなくなったりする場合があります。初期化が必要になる機種もあるため、まずデータとアカウントの準備を確認します。
画面ロックとアカウントのパスワードは別のもの
画面ロックは、スマホ本体を開くためのPIN、パスコード、パターンなどです。Apple AccountやGoogleアカウントのパスワードは、バックアップ、アプリ、写真、端末検索などのサービスに入るための情報です。
画面ロックを忘れた場合、アカウントのパスワードを入力すれば、そのままロックを解除できるとは限りません。iPhoneやAndroidでは、端末を消去してから再設定する手順になることがあります。
初期化すると、端末内の写真、アプリ、メッセージ、設定などが消えます。バックアップから戻せるデータもありますが、バックアップしていないデータは戻せない可能性があります。
入力を止めて、初期化前に5つ確認する
- 最後に画面ロックを変更した時期と、現在思い出せる候補を整理する。
- 思いつきだけで、何度も連続して入力しない。
- iPhoneはApple Accountのメールアドレスまたは電話番号とパスワードを確認する。
- AndroidはGoogleアカウントのメールアドレスとパスワードを確認する。
- 写真、連絡先、メッセージ、認証アプリ、eSIMなど、初期化前に確認したい情報を洗い出す。
別の端末からアカウントへサインインできるかを確認するときは、パスワードや確認コードを他人に伝えません。解除を手伝うという相手から、アカウント情報や端末の遠隔操作を求められても応じません。
iPhoneは「パスコードをお忘れですか?」の表示を確認する
iOS 15.2以降では、条件を満たす場合、ロックアウト画面からiPhoneをリセットできることがあります。Apple Account、ネットワーク接続、「探す」の設定などが必要です。表示されない場合は、コンピュータとリカバリモードを使う方法を確認します。
- ロック画面に「パスコードをお忘れですか?」や「iPhoneを消去」などの表示があるか確認する。
- 表示された場合は、Appleの画面案内と必要なApple Accountの情報を確認する。
- 画面の案内に従ってリセットすると、iPhoneのデータと設定が消去されることを確認する。
- 表示されない場合は、Apple公式のリカバリモード手順を別のコンピュータで確認する。
- 消去後は、バックアップがあれば復元し、新しいパスコードを設定する。
Apple Accountのパスワードが分からない場合は、先に公式のパスワード復旧手続きを確認します。パスコードを忘れた状態で初期化すると、Apple Accountの確認が必要になるため、アカウント情報が分からないまま消去しません。
詳しい条件はApple:パスコードを忘れた場合にデバイスをリセットする方法を確認してください。
Androidは、ロック解除できなければデータ消去が必要になる
Googleの案内では、Androidスマホのロックを解除できない場合、端末のデータを消去してからセットアップし直します。端末のメーカーや機種によって、ボタン操作や表示は異なります。
- Googleアカウントのメールアドレスとパスワードを、別の端末で確認する。
- バックアップされている写真、連絡先、アプリのデータを確認する。
- Google公式が案内する条件(電源・通信・Googleアカウント・Find Hub・Google Playの状態)を確認する。
- 別の端末からFind Hubでデータを消去する方法を確認する。
- 遠隔消去が使えない場合は、メーカー公式の初期化手順を確認する。
初期化後のセットアップでは、初期化前に使っていたGoogleアカウントの確認を求められることがあります。Googleアカウントのパスワードを忘れたまま初期化しないでください。
Googleアカウントのパスワードを最近変更した場合、機種によっては初期化後の確認のため待機が必要です。Google Pixelの公式案内では、パスワード変更後24時間待ってから初期化するよう案内されています。
詳しい条件はAndroid ヘルプ:Androidデバイスのロックを解除できないを確認してください。
初期化すると消えるものと、戻せる可能性があるものを分ける
確認するデータ | 初期化前に見ること |
|---|---|
写真・動画 | iCloud、Googleフォト、パソコンなどに最新データがあるか |
連絡先 | Apple AccountやGoogleアカウントに同期されているか、SIMに保存されているか |
メッセージ・チャット | アプリごとのバックアップや引き継ぎ条件があるか |
認証アプリ | 別端末への移行、バックアップコード、復旧方法があるか |
eSIM・通信 | iPhoneはOSに応じたeSIMの扱い、Androidは再発行・再設定方法を確認する |
バックアップがあるように見えても、最後のバックアップ日時が古い場合があります。別の端末から写真や連絡先を開き、実際に必要なデータが保存されているか確認します。
iOS 17以降のiPhoneでは、消去時にeSIMを残すか削除するか選べる場合があります。iOS 16以前でeSIMを使っている場合は、初期化前に通信事業者へ連絡し、再設定用QRコードなどの手順を確認します。AndroidのeSIMは機種・通信事業者によって扱いが異なるため、初期化前に再発行・再設定方法を確認します。
認証アプリや電子マネーは、初期化前の確認が特に重要
認証アプリ、電子マネー、交通系IC、銀行アプリなどは、初期化後に再登録や本人確認が必要になることがあります。画面ロックを解除できない状態でも、別の端末や公式サイトから移行・停止の条件を確認します。
- 認証アプリの登録先と、バックアップコードを確認する。
- 電子マネーや交通系ICの残高・移行方法を確認する。
- 銀行・カードアプリのログイン方法と、端末変更時の案内を確認する。
- 復旧用メールアドレスや電話番号が現在使えるか確認する。
認証アプリの移行は「認証アプリを機種変更する前に|確認コードを失わないための準備」、バックアップの確認は「スマホのバックアップ方法|機種変更や紛失に備えて確認すること」も参考にしてください。
初期化を急がず、公式サポートへ相談する場面
- 端末内にしかない写真や仕事のデータがある。
- GoogleアカウントやApple Accountのパスワードが分からない。
- eSIMや電子マネーを使っていて、再発行条件が分からない。
- 会社や学校から貸与された端末である。
- 正しい画面ロックを入力しているのに、端末が開かない。
相談先は、端末メーカー、携帯電話会社、会社や学校の管理者などです。検索結果の広告や、ロック解除をうたう不明なアプリ・業者には、アカウント情報や端末の操作を渡しません。
今日できる3つの準備
- Apple AccountまたはGoogleアカウントのパスワードを、別の安全な場所で確認する。
- 写真・連絡先・認証アプリのバックアップと復旧方法を確認する。
- 画面ロックを変更したときは、新しいロック情報を安全に管理し、他人に見せない。
画面ロックを忘れた場合、裏技や解除アプリを探すより、公式の復旧手順とバックアップを確認する方が安全です。初期化は最後の手段として、消えるデータとアカウント情報を確認してから行います。
スマホの画面ロックを設定する方法は「スマホの画面ロックを見直す方法|PIN・生体認証・通知を確認」、初期化で消える内容の整理は「スマホのリセットは何が消える?|設定だけと初期化の違いを確認」、紛失前の準備は「スマホをなくす前に『探す』を設定|位置確認・ロック・消去の準備」も参考にしてください。
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