スマホが濡れたとき、最初にすることは?
問題:スマホを水たまりに落としました。画面は表示されています。最初にする方法として適切なのはどれでしょうか。
- 動作確認のため、充電ケーブルを接続する
- ケーブルを外し、電源を切って、外側の水分を拭く
- ドライヤーの熱風を当てて、すぐに乾かす
答えは B です。濡れた状態で充電や操作を続けると、故障や発熱につながることがあります。まずはケーブルを外し、電源を切り、安全な場所で状態を確認します。
「防水」と書いてあっても、濡れたまま使い続けない
スマホの仕様に「防水」や「耐水」と書かれていても、すべての水濡れや条件に耐えられるわけではありません。水深、時間、温度、落下による傷、経年劣化などで性能が変わります。海水、飲み物、せっけん水、入浴剤などは、真水と同じ扱いにできません。
防水性能がある機種でも、濡れた状態で充電したり、端子にアクセサリーを接続したりすると、端子の腐食や故障の原因になります。機種の公式サポートに手順がある場合は、その説明を優先します。
最初の5分は、電源とケーブルを安全にする
- 安全に触れられる状態なら、充電中の電源アダプターをコンセントから抜いてからケーブルを外す。熱い、煙、焦げたにおいがある場合は、無理に触らず、周囲の安全を確保して相談する。
- 安全に触れられる状態なら、イヤホン、USBメモリ、変換アダプターなど、端子につながったものを外す。
- 電源が入っているなら、通常の方法で電源を切る。異常に熱い、膨らんでいる、煙や異臭がある場合は操作しない。
- 電源が切れているなら、動作確認のために電源を入れない。
- 安全に触れられる状態ならケースを外し、外側の水分を糸くずの出にくい柔らかな布で拭く。危険サインがある場合はケースを外そうとしない。
電源ボタンを押しても反応しないときは、何度も押し続けません。内部に水分が残っている可能性があるため、充電器を接続して確認することも避けます。
乾かすときは、室温の風通しのよい場所に置く
端子を下向きにして、外側の水分を拭きます。平らで乾いた場所に置き、風通しを確保して、室温で自然に乾かします。端子を下に向けて手のひらに軽く当て、余分な水分を出す方法を公式に案内しているメーカーもありますが、強く振ったり、床や机にたたきつけたりしないでください。
乾燥中は、充電ケーブル、イヤホン、SIMトレイを差し込まないでください。SIMトレイを開ける場合も、機種の公式案内で端末が乾いていることを確認してから行います。
乾燥時間は、濡れた場所や液体の量、機種によって変わります。ケーブルを接続できるまでの時間をメーカーが指定している場合は、その時間を守ります。時間が分からないからといって、短時間で充電を試さないでください。
ドライヤー・米・綿棒は使わない
早く乾かそうとして、次の方法を使うのは避けます。
- ドライヤー、ヒーター、直射日光などの高温を当てる。
- 強いエアダスターや掃除機の風を端子へ当てる。
- 綿棒、ティッシュ、つまようじ、ピン、金属棒を端子に入れる。
- 米や乾燥剤の中に入れて、端子の奥まで押し込む。
- 乾いたか確認するため、何度も電源を入れたり充電したりする。
熱や強い風で内部の水分を移動させたり、端子を傷つけたりするおそれがあります。見える範囲の水分を柔らかい布で拭き、内部には物を入れません。
水以外の液体に濡れたときは、機種の公式手順を優先する
ジュース、コーヒー、海水、せっけん水などは、乾いても成分が残ることがあります。iPhoneの一部機種では、水以外の液体が付いた場合に水道水ですすぐ手順が案内されていますが、すべてのスマホに当てはまるとは限りません。
液体の種類と機種名を確認し、メーカー公式サポートの「液体」「水濡れ」「充電端子」などの案内を優先します。分からない場合は、端末をさらに濡らす自己流の処置をせず、正規修理窓口へ相談します。
薬品、洗剤、油、アルコールなどが付いた場合は、皮膚や目に触れないよう注意し、メーカーの案内が確認できるまで操作や充電を止めます。
充電端子の液体警告が出たら、警告を無視しない
スマホに「液体を検出しました」「充電器を外してください」などの警告が出たら、ケーブルを外して充電を止めます。端子やケーブルが濡れたまま接続を続けると、端子やケーブルのピンが腐食し、接続不良や故障につながるおそれがあります。
端子に異物を入れて取り除こうとせず、端末とケーブルを別々に、室温で乾かします。警告が繰り返し出る、端子が熱い、焦げたにおいがする場合は、使用を中止してメーカーや正規修理窓口へ相談します。
ワイヤレス充電に切り替える方法も、端末の外側や充電器が乾いていることを確認し、メーカーが対応を案内している場合だけにします。濡れたまま充電を続けるための代替手段として使わないでください。
乾いたあとも、発熱や動作の異常を確認する
十分に乾かしたあと、メーカーが案内する時間を守ってから、短時間だけ電源や充電の状態を確認します。次の異常があれば、使い続けず相談します。
- 本体や充電器が異常に熱くなる。
- 画面がちらつく、タッチ操作が勝手に動く、表示が消える。
- スピーカー、マイク、カメラ、通話、通信が使えない。
- 充電できない、液体警告が繰り返し出る。
- 膨らみ、煙、異臭、異音、焦げた跡がある。
発熱、膨らみ、焦げたにおいがある場合は、充電や操作を止め、無理に持ち運んだり分解したりしません。煙、火花、発火がある場合は端末に近づかず、周囲の人を安全な場所へ避難させ、必要なら119番へ通報します。火災の危険がない故障相談なら、メーカーや正規修理窓口へ相談します。
データを守るため、正常に動いている間にバックアップする
乾燥後に一時的に動作していても、あとから不具合が出ることがあります。写真、連絡先、認証アプリ、メモなどが必要なら、正常に動作している短い時間で公式のバックアップ機能や同期状態を確認します。
バックアップ中に本体が熱くなったり、画面が不安定になったりした場合は、無理に続けません。バックアップは「濡れた端末を使い続けてよい」という意味ではなく、修理や買い替え前にデータを守るための手段です。
修理に出す前には、バックアップの確認、決済アプリや認証アプリの復旧方法、端末のロック状態を確認します。修理業者にパスワードや確認コードを渡さず、必要な設定は公式案内に従います。
今日できる8つの確認
- 充電中ならコンセントから抜き、ケーブルやアクセサリーを外す。
- 電源が入っていれば切り、切れていれば電源を入れない。
- ケースを外し、外側の水分を柔らかな布で拭く。
- 室温の風通しのよい場所で自然乾燥させる。
- ドライヤー、米、綿棒、つまようじ、金属棒を使わない。
- 水以外の液体なら、機種の公式手順を確認する。
- 乾燥後も発熱、異臭、膨らみ、液体警告、動作異常がないか確認する。
- 必要なデータは公式のバックアップを確認し、異常があれば修理窓口へ相談する。
スマホが濡れたときは、早く動かすより、充電と操作を止めて安全に乾かすことが先です。機種によって耐水性能や乾燥手順が違うため、最後はメーカー公式案内と正規修理窓口を確認してください。
バッテリーが熱い、膨らんでいる場合は「スマホが熱い・バッテリーが膨らんだら」、充電端子の問題を切り分ける場合は「スマホが充電できないときの確認順」、修理に出す前の準備は「スマホを修理に出す前にすること」も参考にしてください。
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