修理店にスマホを渡す前に、何を確認する?
問題:スマホを修理に出すことになりました。写真や連絡先を守り、修理後も安全に使うために、最初にすることはどれでしょうか。
- 修理担当者に自分のApple AccountやGoogleアカウントのパスワードを伝える
- バックアップを確認し、修理業者の公式案内に沿ってロックや決済情報を準備する
- データが消えることはないと考え、何も確認せずに渡す
答えは Bです。修理の内容によっては端末の初期化やデータ消去が必要になるため、渡す前の準備と、渡した後に確認することを分けて考えます。
修理ではデータが消える可能性がある
部品交換や診断の方法によっては、スマホのデータや設定が消えることがあります。修理に出す前に、写真、連絡先、メッセージ、認証アプリ、ゲームのデータなど、失うと困るものを確認します。
「クラウドに写真が見える」ことと、「端末全体を復元できるバックアップがある」ことは同じではありません。バックアップの日時と対象データを確認し、必要なら別の端末やパソコンから重要なデータが見えるか試します。
バックアップの手順は「スマホのバックアップ方法」も参照してください。
修理前に行う5つの準備
- バックアップを作る:最後に作成した日時と、写真、連絡先、メッセージなどの対象を確認する。
- アカウントを確認する:Apple AccountやGoogleアカウントにログインできるか、復旧方法が手元にあるか確認する。
- 端末を探す機能を確認する:Appleや修理業者の公式案内に従い、必要な場合は「探す」機能を一時的にオフにする。
- 決済情報を確認する:Appleウォレットなどに登録したカードや交通系ICを、公式案内に従って扱う。
- 修理内容を記録する:端末の外観、症状、修理受付番号、預けた付属品を写真やメモで残す。
Appleは修理前にバックアップ、Appleウォレットのカードやパスの扱い、「探す」機能の準備を案内しています。修理会社によって必要な設定は異なるため、画面に表示された依頼やメールのリンクではなく、公式サイトや公式アプリから手順を確認します。
パスワードや画面ロックを教えてよい?
Apple AccountやGoogleアカウントのパスワード、認証コードは、修理担当者に伝えません。Appleも、修理サービスの担当者がApple Accountのパスワードや端末のパスコードを求めることはないと案内しています。
修理の動作確認でロック解除が必要な場合は、公式の修理受付で、担当者の目の前で自分が操作する方法を確認します。紙やメッセージにパスワードを書いて渡したり、遠隔操作を許可したりしないでください。
修理を理由に、知らない電話番号やリンクからパスワード、認証コード、カード番号を求められた場合は、手続きを止めて公式窓口へ確認します。
iPhoneとAndroidで確認すること
端末 | 確認すること |
|---|---|
iPhone | iCloudバックアップと同期の日時、Appleウォレット、端末を探す機能、Apple Accountへのログイン方法を確認する |
Android | Googleアカウントのバックアップ日時と対象データ、画面ロック、修理業者が求める初期化の手順を確認する |
どちらも | 認証アプリ、決済アプリ、ゲーム、仕事用アプリの引き継ぎ方法を個別に確認する |
Androidは機種やOSによって設定名が異なります。Googleの案内でも、バックアップできるデータや復元方法は機種、Androidのバージョン、アプリによって変わるとされています。Google Pixelの修理案内では、発送前のバックアップとSIMカードの取り外しが案内されています。修理モードを使わない場合は出荷時設定へのリセットが必要になることがあるため、機種、地域、修理方法に応じて最新の公式案内を確認します。
修理から戻った後の確認
- 端末の外観、修理箇所、動作、シリアル番号やIMEIを受付記録と照らし合わせる。
- バックアップから復元する前に、見覚えのないアプリ、設定、アカウントがないか確認する。
- 画面ロック、端末を探す機能、通知の表示、決済アプリの利用状態を確認する。
- Apple AccountやGoogleアカウントの端末一覧に、知らない端末が追加されていないか確認する。
- 問題があれば、修理受付番号と写真を添えて、修理業者の公式窓口へ相談する。
IMEIは、携帯電話を識別する番号です。受付記録に書かれている場合は、修理前後で一致するか確認します。修理後にデータが戻らない場合は、慌てて不審な復元ツールを使わず、公式のバックアップ復元手順を確認します。
修理店へ渡す前の3分チェック
- バックアップの日時と、重要なデータが復元できるかを確認する。
- パスワードや認証コードを渡さず、端末を探す機能や決済情報は公式案内に従う。
- 端末の状態、受付番号、修理後に確認する項目を記録する。
修理前の目的は、端末を空にすることだけではありません。データを守り、アカウント情報を渡さず、戻ってきた端末を確認できる状態にしておくことが大切です。
この記事の確認に使った公式情報
- Apple サポート:iPhone、iPad、iPod touch を修理に出す準備をする
- Apple サポート:iPhoneやiPadのバックアップ方法
- Android ヘルプ:Androidデバイスのデータをバックアップ、復元する
- Google Pixel ヘルプ:Google Pixel の修理
修理前に必要な設定は、端末の機種、修理内容、依頼先によって異なります。必ず依頼先の最新の公式案内も確認してください。