スマホが熱く、画面や背面が浮いてきたらどうする?

問題:充電中のスマホがいつもより熱く、背面も少し浮いています。最初にすることはどれでしょうか。

  1. 押し戻してケースを付け、そのまま充電を続ける
  2. 充電と使用を止め、押したり分解したりせず、メーカーや販売店に相談する
  3. 冷凍庫で急速に冷やしてから使う

答えは B です。スマホのリチウムイオンバッテリーに膨張、変形、異臭、異常な発熱などがあるときは、無理に使い続けません。押し戻す、穴を開ける、分解する、冷凍庫に入れるといった自己流の対処も避けます。

「少し温かい」と「危険な異常」を分ける

動画、ゲーム、通話、充電中などにスマホが少し温かくなることはあります。暑い場所や直射日光の下で温度が上がることもあります。

一方で、次のような変化があるときは、通常の発熱とは分けて考えます。

症状だけで原因を断定する必要はありません。「いつもと違う」と感じた時点で、充電と使用を止めるか、メーカーや販売店に相談します。

最初にすることは「充電を止める」

  1. 充電中なら、無理なく安全に外せる状態か確認して、充電を止める。
  2. アプリを閉じたり再起動したりして、原因を調べようとして使い続けない。
  3. ケースやアクセサリーは、抵抗なく安全に外せる場合だけ外す。熱い・膨らんでいる本体を押さえたり、無理に外したりしない。
  4. 触れたり移動したりしても安全な状態なら、熱源、直射日光、密閉されたバッグや引き出しを避け、周囲の人や燃えやすい物から離れた場所に置く。異常に熱い、異臭・煙・火がある場合は、無理に移動しない。
  5. メーカー、携帯電話会社、購入店の公式窓口に修理や対応方法を相談する。

熱い・膨らんでいるだけのスマホを冷やす目的で、冷凍庫や冷蔵庫、水、保冷剤を使わないでください。温度差や水分で別の故障が起こるおそれがあります。煙や火が出ている場合は、近づいて消火しようとせず、自分と周囲の人の安全を確保して119番通報し、消防の指示に従います。

押す・開ける・穴を開けるのは危険

膨らんだバッテリーを元に戻そうとして、本体や画面を押したり、工具で開けたり、電池に穴を開けたりしないでください。衝撃や圧力、分解によって発熱や発火につながるおそれがあります。

スマホのバッテリー交換は、機種に対応したメーカーや認定修理サービスへ依頼します。動画や検索結果だけを見て、自分でバッテリーを交換するのは避けます。

煙・異臭・火が出たときは、近づかない

煙、火、急激な発熱、破裂音などがある場合は、スマホを持って移動しようとせず、自分と周囲の人を離れた場所へ避難させ、安全な場所から119番通報します。

火が消えたように見えても、内部が熱いことがあります。素手で触ったり、再び充電したりせず、消防や製造事業者の指示に従います。

データのバックアップは「安全を確保できる場合だけ」

修理や交換の前にバックアップが必要になることがあります。ただし、本体が膨らんでいる、触れないほど熱い、煙や異臭がある場合は、データより安全を優先します。

膨張、異臭、異音、煙、異常な発熱がある場合は、冷めていても電源を入れたり操作したりせず、安全を優先してメーカーや修理窓口へ相談します。バックアップは、異常がなく安全に操作できる場合、またはメーカー・修理窓口から案内された場合だけ、充電せず短時間で行います。長時間の操作や初期化を急いで行うことは避けます。

修理に出す前のバックアップや個人情報の確認は、「スマホを修理に出す前にすること」も参考にしてください。

修理・処分の相談先を確認する

膨らんだ端末を家庭ごみに出したり、回収方法が分からないまま宅配便で送ったりしません。端末の状態を伝え、受け付け可能な方法を確認してから持ち込みや発送を行います。

リチウムイオン電池の異常やリコールについては、経済産業省の注意喚起も確認できます。

普段からできる発熱対策

バッテリーの状態や交換時期の見方は、「スマホのバッテリーを長持ちさせる方法」も参考にしてください。

今日覚えておく3つの判断

スマホが少し温かいだけなら、使用状況や周囲の温度が原因のこともあります。ただし、本体の形が変わったり、においや煙が出たりした場合は、原因を調べるより先に安全を確保してください。

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