電話ができないとき、最初に何を確認する?

問題:スマホで電話をかけようとしてもつながらず、着信もありません。最初に試す方法として適切なのはどれでしょうか。

  1. 何度も緊急通報番号へかけて、通話できるか確認する
  2. 機内モード、電波表示、SIM・eSIM、着信設定を確認する
  3. スマホを初期化して、電話番号を入れ直す

答えは B です。電話の不具合は、電波、機内モード、回線、SIM・eSIM、着信設定などを順番に切り分けます。緊急通報を試しにかけたり、初期化したりする必要はありません。

まず「電話アプリだけ」なのか「回線全体」なのかを分ける

LINEやFaceTimeなどのインターネット通話は使えるのに、電話アプリの通話だけできないことがあります。反対に、電話もモバイルデータ通信も使えない場合は、回線やSIM・eSIM、通信会社側の問題を確認します。

次の2つを分けて考えると、確認する場所が分かりやすくなります。

特定の相手にだけ起きるなら、相手の番号をブロックしていないか、相手側の回線に問題がないかも確認します。誰に対しても起きるなら、端末や回線の設定を確認します。

電波表示と機内モードを確認する

画面上部のアンテナ表示に「圏外」「緊急通話のみ」などが出ていないか確認します。地下、建物の奥、山間部、混雑した場所では、電波が弱くなることがあります。

  1. 屋外や窓の近くなど、電波が届きやすい場所へ移動する。
  2. 「機内モード」がオフになっているか確認する。
  3. 機内モードをいったんオンにして少し待ち、オフに戻す。
  4. 表示が戻ったら、通常の電話アプリで発信を試す。

Wi-Fiにつながっていても、携帯電話回線の通話が使えるとは限りません。Wi-Fiのマークだけで判断せず、携帯電話の電波表示も確認します。

着信だけできないときは、拒否や消音の設定を確認する

発信はできるのに、電話自体が届かない場合は、電波だけでなく、着信を制限する設定を確認します。着信履歴には残っているのに音だけ鳴らない場合は、着信音量や消音・集中モードの設定を確認します。

iPhoneには、連絡先に登録されていない番号などの着信音を鳴らさない設定があります。知らない番号からの電話だけ受けられない場合は、この設定が原因かもしれません。Androidにも、機種や電話アプリによって着信拒否・迷惑電話の設定があります。

大切な相手からの電話を待っている場合は、設定を変更したあと、相手に別の連絡手段で再度かけてもらいます。

SIMカード・eSIMの状態を確認する

SIMは、電話番号や携帯電話回線の契約情報を使うための小さなカードです。端末に内蔵するeSIMも同じように回線情報を持ちます。SIM・eSIMが無効になっていたり、移行途中だったりすると、電話やSMSが使えないことがあります。

機種変更、SIMカードの差し替え、eSIMの追加や削除をした直後なら、次を確認します。

  1. 設定画面で、使う電話回線がオンになっているか確認する。
  2. デュアルSIMの場合、音声通話に使う回線が正しく選ばれているか確認する。
  3. 物理SIMを使っている場合は、電源を切ってから、SIMトレイのずれや向きを確認する。
  4. eSIMを削除したり、分からないまま再発行したりしない。

SIMカードを何度も抜き差しすると、カードやトレイを傷めることがあります。eSIMは、通信会社の案内なしに削除すると再発行が必要になる場合があるため、先に契約している通信会社へ確認します。

再起動とソフトウェア更新を試す

一時的に回線へ接続できなくなっている場合は、スマホの再起動で改善することがあります。再起動後に、電波表示と電話アプリを確認します。

OSや通信設定の更新が表示されている場合は、バッテリー残量とWi-Fiなどの通信環境を確認してから、公式の設定画面で更新します。知らないサイトから「通話を直すアプリ」や構成プロファイルを入れないでください。

ネットワーク設定のリセットは、保存済みWi-FiやVPNなどが消える場合があります。実行する場合は、何が消えるかを公式の案内で確認し、Wi-Fiのパスワードなどを準備してから行います。

通信会社の障害・契約状態を確認する

端末の設定を確認しても通話できない場合は、通信会社の障害情報やメンテナンス情報を確認します。同じ通信会社を使う家族や近くの人にも、同じ症状が出ているか聞くと、端末だけの問題かを切り分けやすくなります。

通信会社へ問い合わせるときは、次の情報を手元に用意します。

通信会社の公式アプリや請求画面を確認するときは、検索広告やSMSのリンクを使わず、ブックマークや公式アプリから開きます。

緊急通報を試しにかけたり、初期化したりしない

110番や119番などの緊急通報は、通話できるかを試すためにかけてはいけません。本当に助けが必要なときに使う番号です。

電話ができないからといって、すぐに初期化する必要もありません。初期化すると、写真、連絡先、アプリ、設定などが消えるため、バックアップと回線の確認を先に行います。

修理や通信会社への相談が必要になった場合は、画面ロックのパスコード、Apple Account・Googleアカウントのパスワード、eSIMの再発行・開通用QRコードやアクティベーションコード、SMSで届く確認コードを、電話口や訪問者に伝えないでください。公式窓口を自分で開き、必要な本人確認だけを行います。

今日できる8つの確認

電話ができないときは、電波と機内モードから始め、着信設定、SIM・eSIM、通信会社の順番で確認します。設定を変える前に、今どの症状が起きているかをメモしておくと、相談もスムーズです。

スマホがWi-Fiにつながらないときは「スマホがWi-Fiにつながらないときの確認順」、SIMやeSIMを変更した直後なら「SIMカード・eSIMを変更する前に確認すること」、通話中の音だけが聞こえない場合は「スマホの音が出ないときの確認順」も参考にしてください。

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