音声入力なら、何を話しても大丈夫?

問題:スマホのマイクに話しかけて、文章や検索語を入力します。最初に確認することはどれでしょう。

  1. パスワードやカード番号も、音声なら安全なので話す
  2. マイクの表示、入力する内容、音声データの扱いを確認する
  3. 周囲に人がいても、個人情報を大きな声で話す

答えは Bです。音声入力は、話した言葉を文字に変える機能です。便利ですが、周囲に聞かれたり、サービスによっては音声や文字起こしが処理されたりします。

音声入力と音声アシスタントは少し違う

音声入力は、メールやメモなどの入力欄に話した内容を文字として入れる機能です。音声アシスタントは、話しかけて検索、通話、予定の確認などを行う機能です。

どちらもマイクを使いますが、入力先や設定、処理されるデータは同じとは限りません。使うアプリやサービスの公式案内で、何が保存・処理されるか確認します。

パスワード、認証コード、カード番号、マイナンバー、病気の詳しい情報などは、音声入力に話さないのが安全です。必要な場合は、画面へ直接入力するか、公式の安全な入力方法を使います。

AndroidのGboardで音声入力を使うとき

  1. メールやメモなど、文字を入力できるアプリを開く。
  2. 入力欄をタップし、キーボードのマイクアイコンをタップする。
  3. 話した内容が正しく文字になっているか、送信前に確認する。
  4. 終わったらマイクを停止し、必要ならアプリのマイク許可を見直す。

Gboardのマイク許可を確認するには、「設定」→「アプリ(またはアプリの管理)」→「Gboard」→「権限」→「マイク」を開きます。端末によって表示名は異なります。通常のGboard音声入力では音声がGoogleに送信されて文字変換されると公式ヘルプに説明されています。AI音声入力では音声やテキストの修正がGoogleで一時的に処理され、テキスト出力後は保存・共有されず削除されると説明されています。利用できる端末や機能は異なるため、表示される説明も確認します。

音声入力の誤変換で、宛先、金額、日時、URLが変わることがあります。話し終わったら、送信・購入・登録の前に文字を読み直します。

iPhoneのSiriと音声入力を見直す

  1. 「設定」から「プライバシーとセキュリティ」を開く。
  2. 「解析と改善」を開く。
  3. 「Siriと音声入力の改善」のオン・オフを確認する。
  4. Siriをロック画面から使える設定にしている場合は、ロック中にできる操作も確認する。
  5. マイクを使うアプリは、「プライバシーとセキュリティ」の「マイク」で確認する。

Appleの公式案内では、「Siriと音声入力の改善」をオンにすると、録音データと文字起こしのサンプルをAppleが保管・確認することに同意する設定だと説明されています。設定は後から変更できます。

周囲の人がいる場所では、話す内容を選ぶ

場面

安全な使い方

電車・店内

名前、住所、予約番号などを声に出さない

家族や職場で共有する端末

音声アシスタントの履歴や、ロック画面での応答を確認する

重要なメールを作るとき

音声入力後に宛先、金額、日時、URLを読み直す

医療・金融の情報

音声を使わず、公式アプリの入力画面で確認しながら入力する

音声入力中は、画面のマイク表示や入力状態を確認します。話していないのにマイク表示が続く場合は、入力を停止し、アプリの権限を確認します。

音声入力後は、文字と履歴を確認する

  1. 作成した文章に、誤変換や意図しない固有名詞がないか確認する。
  2. 送信前に宛先、添付ファイル、リンク、金額を確認する。
  3. 音声アシスタントの履歴やアクティビティを定期的に確認する。
  4. 不要な履歴があれば、公式の設定画面から削除する。

音声入力は、手が離せないときに役立つ機能です。個人情報や秘密を話さない、入力後に必ず読み直す、マイクの許可と履歴を確認する。この3つを習慣にしましょう。

アプリごとのマイク許可は「カメラやマイクの許可を見直す」、スマートスピーカーの音声履歴は「スマートスピーカーのプライバシー設定」も参照してください。

この記事の確認に使った公式情報