検索結果の一番上なら、公式サイト?
問題:銀行や通販サイトを検索したところ、一番上にリンクが表示されました。開く前に確認することとして、安全なのはどれでしょう。
- 一番上なので、すぐに開いてログインする
- 「広告」表示の有無、ドメイン、公式案内と一致するかを確認する
- 検索結果のリンクを友人に送り、代わりに確認してもらう
答えは Bです。検索結果には広告と通常の検索結果が表示されます。上位にあることだけで、公式サイトと判断しません。
検索結果には「広告」と通常の検索結果がある
検索結果の広告は、広告主が料金を支払って表示するリンクです。通常の検索結果は、ページの内容やリンクなどをもとに表示されます。Googleの案内では、広告は「広告」ラベルの下に表示されると説明されています。
広告だからすべて危険という意味ではありません。ただし、攻撃者が有名なサービス名を使った広告を出し、偽サイトへ誘導する手口があります。IPAも、検索連動型広告の枠に偽リンクが表示される可能性を注意喚起しています。
検索結果を開く前に、ラベルとドメインを見る
- リンクの近くに「広告」「スポンサー」などの表示があるか確認する。
- 表示されているドメイン(サイトの住所)が、公式に案内されているものか確認する。
- 会社名やサービス名のつづりに、余分な文字や不自然な区切りがないか確認する。
- ログイン、カード番号、認証コードを求められたら、公式アプリや確認済みのブックマークから開き直す。
「広告」と表示されていないリンクでも、見慣れないドメインや、検索語と関係のないページは開きません。URLの詳しい見方は「メールやSMSのURLを確認する方法」も参照してください。
公式サイトは、検索結果以外の経路も持っておく
よく使う銀行、カード会社、通販、携帯電話会社などは、公式アプリや公式サイトをブックマークしておくと、毎回検索しなくてすみます。紙の明細、契約書、公式の利用明細に書かれたドメインを確認して登録します。
検索結果から開く場合も、最初のページでいきなりパスワードを入力しません。ドメイン、会社名、問い合わせ先、ページの表示を確認してから操作します。
検索結果から偽サイトを開いてしまったときの対処
- ログイン、カード情報、住所、認証コードを入力せず、ページを閉じる。
- 入力してしまった場合は、別の安全な端末から公式サイトを自分で開き、パスワードを変更する。
- 同じパスワードを使うサービスも変更し、すべてのセッションを終了する。
- カード番号や銀行情報を入力した場合は、カード会社や銀行へ公式窓口から連絡する。
- 偽サイトのURL、画面、広告の表示を記録し、必要に応じてサービスや公的な相談先へ報告する。
「今すぐ確認」「感染しています」などの表示で急がせる場合は、偽の警告にも注意します。電話番号が表示される偽警告への対処は「ウイルス感染を装う偽警告」も参考にしてください。
今日できる3つの確認
- よく使うサービスの公式ドメインを、公式アプリや契約書から確認する。
- 検索結果の一番上でも、「広告」表示とドメインを確認する。
- メールやSMSからではなく、確認済みの公式経路でログインする。
検索結果の順位は、公式であることの証明ではありません。広告かどうか、ドメインが正しいか、入力を求められた情報が必要なものかを順番に確認します。
この記事の確認に使った公式情報