そのチケット販売サイトは、本当に公式ですか?

問題:人気イベントのチケットを探していたところ、検索結果の上位に「公式」と書かれた販売サイトが見つかりました。残りわずかと表示されています。購入前に確認することとして、安全なのはどれでしょうか。

  1. 検索結果の上位にあるので、そのまま急いで購入する
  2. イベント主催者や会場の公式サイトから販売ページへ移動し、販売元・入場条件・リセール方法を確認する
  3. 個人からSNSのDMで送られたチケット画像を、先に振り込んで購入する

答えは Bです。検索結果の上位や「公式」という表示だけでは、正規の販売サイトだと確認できません。イベント主催者などの公式案内から販売ページへ移動します。

電子チケットは、画像を持っているだけでは入場できない

電子チケットは、スマホのアプリやWeb画面に表示される入場券です。QRコードやバーコードが表示されても、購入者のアカウント、電話番号、本人確認、専用アプリなどが入場条件になっている場合があります。

チケットの画像や画面のスクリーンショットを送ってもらうだけでは、入場できるとは限りません。同じチケットを複数人に送る、すでに使われたコードを送る、名義が違って入場できない、といったトラブルも考えられます。

購入前に、誰が入場できるか、同行者への分配が必要か、本人確認があるか、公式リセールがあるかを確認します。

購入前に確認する6つの項目

確認すること

見るポイント

販売元

主催者、会場、公式プレイガイドのサイトから移動した販売ページか

価格

定価、手数料、発券料、分配手数料を含めた合計はいくらか

入場条件

購入者本人の入場が必要か、身分証明書や専用アプリが必要か

受け取り

いつ、どのアプリやメールで受け取るか。分配できるか

キャンセル

キャンセル、払い戻し、日時変更の条件が書かれているか

リセール

行けなくなったときに、主催者が認めた公式リセールがあるか

販売ページの説明を読んでも入場条件が分からない場合は、購入を急ぎません。イベント公式サイトのFAQや利用規約、公式問い合わせ窓口を確認します。

「公式リセール」と、個人間の転売は違う

公式リセールは、興行主や正規の販売事業者が認めた仕組みを通じて、行けなくなった人のチケットを別の人へ譲る方法です。購入者や価格、本人確認、入場方法が管理されることがあります。

一方、SNSの投稿、個人間のDM、見知らぬ転売仲介サイトでの取引は、公式リセールとは限りません。チケットが届かない、同じチケットを複数人に売られる、入場できない、返金されないなどのリスクがあります。

チケット不正転売禁止法では、一定の条件を満たす特定興行入場券について、主催者の同意のない有償転売や、転売目的の譲り受けが禁止されています。すべてのチケット取引が同じ扱いになるわけではないため、主催者の規約と公式案内を確認します。

公式リセールの手数料、本人確認の方法、返金時期、購入できる人の条件はイベントごとに異なります。必ず主催者や公式販売元の最新案内を優先します。

支払い前に、相手へ送ってはいけない情報

公式販売サイト以外で、追加の手数料や本人確認料を求められた場合は、相手へ直接送金せず、公式サイトに掲載された窓口から確認します。

購入後に入場できない、届かない場合

購入後にトラブルが分かったら、取引画面、販売ページ、メール、相手のアカウント、支払い記録を保存します。確認のために、相手へ追加送金したり、認証コードを送ったりしません。

  1. 購入日時、イベント名、座席、金額、販売元を記録する。
  2. 購入確認メール、チケット画面、やり取り、振込先を保存する。
  3. 公式販売元や主催者の窓口へ、記録を添えて相談する。
  4. カードや決済サービスを使った場合は、発行会社の公式窓口へ連絡する。
  5. 解決しない場合は、消費者ホットライン188へ相談する。

個人間取引では、相手のプロフィールや画面だけで本人を確認できません。入場できる保証がない取引を、追加料金で解決しようとしないことが大切です。

購入ボタンを押す前の30秒チェック

「残りわずか」と表示されても、販売元と入場条件が確認できないまま購入しません。

支払い方法や個人間取引の注意は「フリマ・個人間取引で確認すること」、不審なURLの確認は「フィッシング対策|メールやSMSのURLを確認する方法」も参照してください。

この記事の確認に使った公式情報