Bluetoothがつながらないとき、最初に何を確認する?
問題:スマホとワイヤレスイヤホンがつながりません。最初に試す方法として適切なのはどれでしょうか。
- 近くに表示された知らない機器を、名前だけで選んで接続する
- スマホと機器の電源・充電・距離・ペアリング状態を確認する
- すぐにスマホのネットワーク設定をすべてリセットする
答えは B です。Bluetoothの接続不良は、機器の電池切れ、ペアリングモードになっていない、別の端末につながっている、音声出力先が違うなどが原因になります。まずはデータを消さない確認から始めます。
「見つからない」「接続済みなのに音が出ない」を分ける
Bluetoothは、近距離にある機器同士を無線でつなぐ仕組みです。イヤホン、車、キーボードなどを一度登録すると、次回から自動接続できる場合があります。この登録をペアリングと呼びます。
次のどの状態かで、確認する場所が変わります。
- 機器名が一覧に出ない:機器の電源、充電、ペアリングモード、距離を確認する。
- 機器名は出るが接続できない:別の端末との接続、登録情報、機器側のリセットを確認する。
- 接続済みなのに音が出ない:音量、メディア音声、音声の出力先を確認する。
- 特定のアプリだけ使えない:そのアプリの権限、出力設定、更新を確認する。
スマホとBluetooth機器の電源・充電を確認する
イヤホンやキーボードは、ケースに入っていても電池が切れていることがあります。機器の電源が入っているか、十分に充電されているかを確認します。車載機器は、エンジンや電源が入っているだけでなく、Bluetooth接続の画面を開く必要がある場合もあります。
- スマホのBluetoothをオンにする。
- 接続したい機器の電源を入れ、十分に充電する。
- スマホと機器を近づけ、金属製の箱や電波を遮る場所を避ける。
- 機器の取扱説明書で、ペアリングモードにする操作を確認する。
- 表示された機器名と、手元の機器の名前や番号が一致するか確認する。
ペアリングモードにする方法は、機器ごとに異なります。ボタンを長押しするタイプ、ケースを開けるタイプ、専用アプリから設定するタイプなどがあるため、別の機器の操作をそのまま使わないでください。
機器が別のスマホやパソコンにつながっていないか確認する
Bluetooth機器が家族のスマホ、以前のスマホ、パソコン、車などに先につながっていると、新しいスマホから見つけられなかったり、接続できなかったりします。
近くにある以前の端末のBluetoothを一時的にオフにするか、以前の端末でその機器との接続を切ります。そのあと、新しいスマホでペアリングモードにして、接続を試します。
知らない機器名が表示されても、近くにあるという理由だけで接続しません。表示名を変更できる機器もあるため、機器本体や説明書で確認できる名前・番号と照合します。
接続後に音が出ないときは、出力先と音声設定を確認する
「接続済み」と表示されても、音がスマホ本体や別の機器から出ていることがあります。音量を上げるだけでなく、再生画面や音量メニューで出力先を確認します。
- スマホとBluetooth機器の音量が小さくなっていないか。
- 音楽などのメディア音声がBluetooth機器に出力されているか。
- 通話用の音声が別の機器に設定されていないか。
- 左右のイヤホンが両方とも接続されているか。
- 車載機器の場合、車側の入力がBluetoothになっているか。
通話はできるのに音楽だけ聞こえない、または音楽は聞こえるのに通話だけできない場合は、メディア音声と電話の音声が別々に設定されていることがあります。
iPhone・AndroidのBluetooth権限を確認する
Bluetooth機器を使うアプリがある場合、アプリにBluetoothや付近のデバイスへのアクセスを許可していないと、機器を見つけられないことがあります。
iPhoneでは「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「Bluetooth」から、対象アプリの許可を確認します。Androidでは、設定の「アプリ」から対象アプリの権限を開き、「付近のデバイス」などの項目を確認します。設定名は機種やOSのバージョンによって異なります。
すべてのBluetooth機器がつながらないのか、特定のアプリだけがつながらないのかを分けてください。特定のアプリだけなら、アプリの公式サポートや更新情報も確認します。
Bluetoothをオフ・オンにして、両方の機器を再起動する
一時的な接続不良なら、スマホのBluetoothをオフにしてからオンに戻し、機器の電源も入れ直すと改善することがあります。スマホと機器の両方を再起動してから、もう一度ペアリングを試します。
車載機器やイヤホンの再起動・リセット方法は、機器の取扱説明書を確認します。リセットすると、登録済みのスマホや設定が消える場合があるため、いきなり初期化しません。
最後に登録を解除して、もう一度ペアリングする
基本確認と再起動で改善しない場合は、スマホに保存されているBluetooth機器の登録を解除し、再度ペアリングします。登録解除は、接続先の情報をスマホから削除する操作です。機器本体の初期化とは別ですが、再接続には機器のパスコードや説明書が必要になる場合があります。
- スマホのBluetooth設定で、対象機器の詳細を開く。
- 「このデバイスの登録を解除」「削除」「ペアリングを解除」などを選ぶ。
- 機器をペアリングモードにする。
- 表示された機器名を確認し、もう一度接続する。
登録を解除する前に、機器の名前、接続に必要なコード、専用アプリのログイン方法を確認します。スマホのネットワーク設定をリセットすると、Bluetoothだけでなく、機種やOSによって保存済みWi-Fiとパスワード、モバイル通信、VPNなどもリセットされる場合があります。必要な情報を確認し、メーカーやOSの公式手順に従って、最後の手段として行ってください。iPhoneでは、同じApple AccountにサインインしているApple製デバイスにも登録解除が反映される場合があるため、表示内容を確認してから行います。
パスコードや知らないアプリを急いで使わない
Bluetoothのペアリングでコードを求められた場合は、機器の説明書や公式案内で確認したコードだけを使います。近くに表示された機器のコードを推測したり、知らない機器と接続したりしません。
「接続を直すため」と言われて、知らないアプリ、遠隔操作アプリ、構成プロファイルをインストールしないでください。アカウントのパスワード、SMS確認コード、端末の画面ロック解除コード(PIN・パスコード・パターン)を、電話や訪問者など第三者に伝える必要はありません。
Bluetoothイヤホンや車を手放す場合は、接続情報と登録情報を削除する必要があります。手放す前の確認は「Bluetoothイヤホンを手放す前に」も参考にしてください。
今日できる8つの確認
- Bluetoothをオンにし、スマホと機器の電池残量を確認する。
- スマホと機器を近づけ、機器をペアリングモードにする。
- 表示された機器名と、手元の機器が一致するか確認する。
- 以前のスマホ、パソコン、車などに先につながっていないか確認する。
- 接続済みなのに音が出ない場合は、メディア音声・電話の音声・出力先を確認する。
- 必要なアプリのBluetoothや付近のデバイスの権限を確認する。
- スマホと機器を再起動し、改善しなければ登録解除後に再ペアリングする。
- 知らない機器、アプリ、パスコード、確認コードを安易に使わない。
Bluetoothがつながらないときは、スマホだけでなく、接続先の機器、別端末との接続、音声出力先も確認します。登録解除やリセットは、説明書と再接続に必要な情報を確認してから行ってください。
Bluetooth以外の音が出ない場合は「スマホの音が出ないときの確認順」、Bluetooth機器の共有やプライバシーは「Bluetooth接続のプライバシーを確認する方法」も参考にしてください。
この記事の確認に使った公式情報