「荷物を確認してください」というリンクは、すぐ開いていい?
問題:通販を利用したあと、「配送できません」「住所を確認してください」というSMSやメールが届きました。配送状況を安全に確かめる方法はどれでしょうか。
- メッセージのリンクを開き、表示されたページでカード情報を入力する
- 注文履歴で本当に発送された荷物か確認し、配送会社を特定して公式サイトや公式アプリから追跡する
- 検索結果の一番上に出た追跡ページへ、メッセージのリンク先で求められた情報を入力する
答えは B です。メッセージのリンクを起点にせず、自分の注文履歴と配送会社の公式窓口から確認します。配送会社が通知を送ること自体はありますが、突然届いたメッセージだけで正規の連絡だと判断しないことが大切です。
追跡番号は「荷物を探すための番号」
追跡番号は、配送会社が荷物の受付や配達状況を確認するための番号です。通販サイトの注文番号、問い合わせ番号、送り状番号など、呼び方はサービスによって異なります。
追跡番号が分かっても、届いたメッセージが正規のものだとは限りません。まず注文履歴に同じ商品があり、発送済みになっているかを確認します。
配送会社が分からないときは、注文詳細の配送情報、販売店のヘルプ、購入後の正式なメールを確認します。メッセージに書かれた連絡先だけを根拠にしないようにします。
公式サイトで確認する5つの手順
- 通販サイトや公式アプリを、自分で開く。
- 注文履歴から、該当する商品が発送済みか確認する。
- 配送会社名と追跡番号を、注文詳細から確認する。
- 配送会社名を手がかりに公式サイトや公式アプリを自分で開き、追跡番号を入力する。
- 表示された商品・受付日・配達先の情報が、注文内容と合っているか確認する。
追跡画面でカード番号、銀行口座、暗証番号、認証コード、パスワードなどを求められたら、入力を止めます。配送状況の確認に必要な情報かどうかを、配送会社の公式サポートから確認してください。
配送会社ごとの確認方法
配送会社 | 確認のポイント |
|---|---|
日本郵便 | 公式の郵便追跡サービスで、問い合わせ番号を入力する。番号はハイフンを除いて入力する案内があります。 |
ヤマト運輸 | 公式の荷物お問い合わせシステムで、送り状番号を入力する。検索結果の無関係な番号を使わず、自分の注文の番号を確認する。 |
佐川急便 | 公式のお客さまサポートから、荷物の問い合わせや注意喚起を確認する。 |
追跡番号を入力してもすぐに結果が出ない場合があります。発送直後、集荷前、登録情報の反映前などが考えられるため、注文履歴と配送会社の公式案内を確認してから時間を置きます。
「該当なし」と表示されたときにすること
- 追跡番号を注文詳細からコピーし、数字の抜けや違いがないか確認する。
- ハイフンや空白の入力条件を、配送会社の画面で確認する。
- 発送通知の直後なら、反映まで待ってから再確認する。
- 販売店の注文履歴から、配送会社や番号が変更されていないか確認する。
- 解決しない場合は、販売店または配送会社の公式窓口へ問い合わせる。
「追跡できないから、メッセージにある別のリンクを使う」という判断はしません。リンクを使う必要がある場合も、公式アプリや公式サイトに表示される案内からたどります。
メッセージのリンクを開いてしまったら
リンクを開いただけで、必ず被害が発生するとは限りません。ページを閉じ、何を入力・ダウンロードしたかを確認します。
- カード番号や口座情報を入力していないか確認する。
- パスワードや認証コードを入力していないか確認する。
- アプリやファイルをダウンロードしていないか確認する。
- 入力していた場合は、公式アプリや公式サイトからパスワード変更、カード会社への連絡などを行う。
偽サイトでの入力や、SMSから案内されたURLの見分け方は「怪しいSMSを確認する方法」と「フィッシングサイトのURLを確認する方法」も参考にしてください。
注文履歴を起点にすれば、確認先を間違えにくい
配送状況を確認したいときの目的は、メッセージに返信することではなく、自分の注文がどこまで進んでいるかを確かめることです。注文履歴、配送会社、追跡番号の3つが一致するかを確認すれば、急かすメッセージに誘導されにくくなります。
返品や返金の条件を確認したい場合は、購入先の公式ページから手続きを始める「ネット通販の返品・返金を確認する方法」も参照してください。
今日届いたメッセージに対応する前に、通販サイトを自分で開いて注文履歴を確認する。この一手間が、配送確認と個人情報入力を切り分けます。
この記事の確認に使った公式情報