別の端末に履歴やパスワードが出てきた?

問題:家族や職場のパソコンで、自分のブックマークや閲覧履歴が表示されました。最初に確認することはどれでしょう。

  1. ブラウザを削除して、もう一度インストールする
  2. 同じアカウントで同期している端末と、同期する項目を確認する
  3. 表示された履歴を一つずつ消せば、原因を確認しなくてよい

答えは Bです。ブラウザの同期とは、同じアカウントでログインした端末の間で、ブックマークや履歴などをそろえる機能です。便利な一方、共有パソコンで自分のアカウントにログインすると、他の人に情報が見える可能性があります。

同期される情報は、履歴だけではない

ブラウザの同期では、設定によって次の情報が複数の端末で使えるようになります。

情報

見直す理由

ブックマーク

仕事用・個人用のサイト名や保存先が見える

閲覧履歴・開いているタブ

見たサイトや、今開いているページが別の端末に出る

パスワード

保存したログイン情報を別端末で使える状態になる

支払い情報・自動入力

保存内容によっては、入力候補として表示される

拡張機能・設定

ブラウザの動作や追加機能が同じ状態になる

同期の項目名や保存場所は、ブラウザの種類とバージョンによって異なります。特に共有パソコンでは、ログインしたままにしないことが大切です。

Chromeで同期する項目を確認する

  1. Chromeを開き、右上のプロフィール画像またはメニューを選ぶ。
  2. Googleアカウント名や「Googleの設定」を開く。
  3. 同期や、Googleアカウントに保存する情報の設定を確認する。
  4. 履歴、タブ、パスワード、自動入力、ブックマークなど、必要な項目だけを選ぶ。
  5. 共有パソコンでは、自分のアカウントにログインしたままにしない。

Google Chromeの公式ヘルプでは、同じアカウントでログインした端末間で、ブックマーク、パスワード、支払い情報、履歴などを利用できることが説明されています。画面に表示される項目を確認し、不要な同期をオフにします。

家族や同僚と同じパソコンを使う場合は、Chromeの別プロフィールやゲストモードを使い、アカウントを混ぜない方法もあります。

SafariでiCloudの同期を確認する

  1. iPhoneで「設定」を開く。
  2. 自分の名前をタップし、「iCloud」を開く。
  3. 「すべてを表示」または「すべて見る」をタップする。
  4. 「Safari」がオンになっているか確認する。
  5. 別のApple端末にも同じApple Accountでサインインしている場合、履歴、ブックマーク、開いているタブが共有される範囲を確認する。

Appleの公式案内では、iCloudでSafariを同期すると、ブックマーク、リーディングリスト、履歴、開いているタブなどが端末間で最新の状態に保たれます。家族の端末や借りた端末で同じApple Accountを使わないようにします。

共有パソコンで使った後に確認すること

  1. ブラウザのプロフィール画像を確認し、自分のアカウントでログインしていないか見る。
  2. 必要に応じて、ブラウザからログアウトする。
  3. パスワードや支払い情報を保存するか聞かれたら、共有端末では保存しない。
  4. 同期されたタブや履歴が不要なら、自分の端末で閉じる前に確認する。
  5. 端末を管理できない場合は、アカウントのログイン中の端末一覧も確認する。

ログアウトしても、ブラウザに残った履歴やダウンロードファイルまで自動で消えるとは限りません。共有端末では、個人情報を入力する操作を避け、使用後に保存内容を確認します。

履歴を消す前に、同期先を確認する

同期を使っていると、一つの端末でブックマークや履歴を削除した結果が、他の端末にも反映されることがあります。消す前に、必要な情報を別の場所へ保存できているか確認します。

ブラウザの同期は、同じアカウントで便利に使える機能です。仕事用と個人用のアカウント、共有端末と自分専用の端末を分け、同期する項目を必要最小限にしましょう。

保存したパスワードの確認は「ブラウザに保存したパスワードを確認する方法」、共有パソコンの後始末は「共有パソコンでログインした後にすること」も参照してください。

この記事の確認に使った公式情報