住所やカード番号は、そのまま自動入力して大丈夫?

問題:通販サイトの入力欄に住所やカード情報が表示されました。最初に確認することとして、安全なのはどれでしょう。

  1. 入力先のサイトと、表示された情報が正しいか確認する
  2. 早く買うために、表示された情報をすぐ送信する
  3. 自動入力の内容をスクリーンショットして、あとで共有する

答えは Aです。自動入力は便利ですが、保存先や入力先を確認しないまま送信すると、古い住所や誤った支払い情報を入力することがあります。

自動入力は、保存した情報をフォームに入れる機能

自動入力は、ブラウザやスマートフォンに保存した名前、住所、電話番号、支払い情報などを、Webページの入力欄に候補として表示する機能です。入力の手間を減らせますが、保存されている情報が古い、別の人の情報が混ざっている、といったこともあります。

Chromeでは住所や支払い情報をChromeやGoogleウォレットで管理できます。Safariでは連絡先情報やクレジットカードをiPhoneの設定から管理します。表示名や保存場所は、ブラウザ・端末・OSのバージョンで変わります。

自動入力を使う前に、3つを確認する

  1. アドレスバーのドメイン(サイトの住所)が、利用したい公式サイトのものか確認する。
  2. 表示された名前、住所、電話番号、カードの末尾4桁などが、今回の注文に合っているか確認する。
  3. 注文内容、金額、届け先を確認してから、最後の確定ボタンを押す。

メールやSMSのリンクから開いた購入画面では、自動入力を使わないほうが安全です。公式アプリを自分で開くか、以前から確認済みのブックマークから公式サイトを開きます。URLの確認方法は「メールやSMSのURLを確認する方法」も参照してください。

保存されている住所や支払い情報を一覧で見直す

入力画面を一つずつ確認するより、まず保存先の一覧を見ます。次のような情報が残っていないか確認します。

確認するもの

見直す点

住所・連絡先

引っ越し前の住所、古い電話番号、家族や友人の住所が残っていないか

支払い情報

使っていないカード、期限切れのカード、身に覚えのないカードがないか

保存先

ブラウザ、Googleウォレット、Appleの「ウォレット」など、どこに保存されているか

共有端末

家族・職場・店舗の端末に、自分の情報を保存していないか

保存一覧に知らない情報があっても、すぐに不正利用と断定しません。以前に入力した情報が残っている可能性もあります。利用明細や公式アカウントの履歴も確認し、心当たりがなければカード会社やサービスの公式窓口に相談します。

Chromeで自動入力の住所・支払い情報を確認する

以下はパソコン版Chromeの例です。AndroidやiPhoneのChromeでは、項目名や保存場所が異なります。ChromeにGoogleアカウントでログインしている場合、住所などの変更が同じアカウントの他の端末にも反映されることがあるため、共有端末ではログイン状態も確認します。

  1. Chromeのメニューから「パスワードと自動入力」を開く。
  2. 「住所」や「お支払い方法」など、確認したい項目を選ぶ。
  3. 古い情報や不要な情報を編集または削除する。
  4. Googleウォレットに保存されているカードは、Googleウォレット側でも確認する。

Googleの案内では、Chromeから自動入力情報を削除しても、Googleウォレットに保存された支払い情報までは削除されません。ブラウザだけでなく、カードを保存しているサービスも確認します。

iPhoneのSafariで自動入力を確認する

  1. 「設定」を開き、「アプリ」から「Safari」を選ぶ。OSによっては「設定」から直接「Safari」を選ぶ。
  2. 「自動入力」を開き、連絡先情報やクレジットカードの設定を確認する。
  3. 不要なカードや古い連絡先を削除し、必要なら自動入力をオフにする。
  4. Safariで入力するときは、候補を選んだあと、注文内容と金額を確認する。

Appleの案内でも、Safariの自動入力は連絡先情報や支払い情報を入力するための機能として説明されています。iOSのバージョンによって項目名が違う場合は、設定画面の検索で「自動入力」と入力します。

共有のパソコンでは、保存しない・残さない

家族の端末でも、職場や店舗の端末でも、自分の住所・カード情報・パスワードを保存しないようにします。入力が必要な場合は、保存確認が表示されても「保存しない」を選びます。

すでに保存してしまった場合は、入力内容を削除したあと、ブラウザからログアウトします。Googleアカウントなどにログインした場合は、Cookieや閲覧データを残さないため、端末の所有者に確認したうえで公式の手順に従って削除します。

今日できる3つの確認

自動入力を完全にやめる必要はありません。保存先を把握し、入力先と確定内容を確認してから使うことが大切です。

この記事の確認に使った公式情報